金子祥太朗

"夢"に怯える子どもたち

「あなたの将来の夢は何ですか？」 これは子どもが小さい頃から、親や教師に何度も口煩く言われるセリフです。この言葉は夢ややりたいことがない子どもにとって、「夢を持たないと良い人生を送れないのではないか」といった呪いのように心を蝕みます。 その結果、現代の子どもたちは、”夢”を強制されている状況にあります。私は教師として、”夢”という言葉で子どもを追い込むようなことはしたくない。ただ、「”夢”は必需品ではない」と生徒に伝えるのはあまりにも無責任だと私は思うのです。だから私は、世界一周という”夢”を叶えて、関わった子どもが自発的に「夢を持ちたい」と思えるような教師になりたいです。