PR 2025.03.13
BackpackFESTA2025を運営するTABIPPO学生支部は、さまざまな大人たちの支えによって活動しています。
今回は、そんな私たち学生の挑戦を応援してくださっている企業のひとつをご紹介します。
ご紹介するのは、香川県琴平町を中心に地域に根ざした活動を展開する企業「地方創生」様。そして、地方創生様が特に力を入れているまち・琴平町についてです。
この記事では、TABIPPO学生支部のメンバーが実際に琴平町を訪れ、地方創生様とともに体験した地域での取り組みをお届けします。現地で感じたリアルな魅力を通じて、地方創生様のイメージをより具体的に感じていただければ嬉しいです。
こんにちは、TABIPPO学生支部のしょうやです。
私たちは「第2のふるさとづくりプロジェクト」というモニターツアーに参加し、2024年には香川県琴平町を何度も訪れました。なんと、夏から冬にかけて4回も連続で訪問し、年末年始も琴平で過ごしました!
大学生が、地元や大学の近くでもない地域にこれほど長期かつ継続的に滞在するのは、かなり珍しい経験だと思います。
今回は、参加を決めた背景やモニターツアーの概要、そこで得た学び、そして今後取り組みたいことなどを、私たちの体験を交えながらご紹介します。記事の最後には、このツアーをコーディネートしてくださった株式会社地方創生の事業についても触れています。
前提として、私は大学で社会科学や人文科学ではなく、自然科学を専攻しています。また、将来に向けて「地方活性化に取り組みたい!」という強い思いがあるわけでもありません。
それなのに、なぜ今回のモニターツアーに参加したのか?
率直に言うと、タイトルに惹かれたから。そして「第2のふるさと」をつくってみたいと思ったからです。
私は大阪で生まれ、大学までは滋賀県で育ちました。いわゆる関西の住宅街でずっと暮らしてきたため、家族以外とのつながりを強く感じる場面はあまり多くありませんでした。だからこそ、おすそ分けが日常的にあるような、地域に根ざしたあたたかい人間関係にずっと憧れを抱いていました。
このような地域との関係は、ふつうは親がすでに持っているご縁から始まり、子ども時代に時間をかけてゆっくり育まれていくものだと思います。決して一朝一夕に得られるものではなく、大学生になってからでは、圧倒的に時間もきっかけも足りないのが現実です。
でも、今回のモニターツアーは、その「時間」と「きっかけ」の両方をちゃんと用意してくれていると感じて、思いきって参加を決めました。
このツアーのことは、TABIPPO学生支部のメンバーからのお知らせで知りました。聞いたところによると、琴平町で活動している株式会社地方創生さんが協力してくれていて、地域の事業者さんとたくさん関われるチャンスがあると聞き、すごくワクワクしたのを覚えています。
しかも全4回のプログラムだったので、何度も訪れるうちに地域の人たちとも自然と顔なじみになれそうだなと思いました。関係が一度きりじゃなくて、これからもずっと続いていくような「第2のふるさと」ができるんじゃないかって、そんな期待を持っていました。
そして実際、このモニターツアーを通して、自分にとっての新しい居場所ができたと感じています。
だからこそ、できるだけ多くの大学生に「第2のふるさと」をつくる経験をしてほしいなと思っています。
というのも、これは単なる地域活性化のためだけじゃなくて、自分自身の学びにもつながるからです。新しい土地で、普段会わないような人と出会って話すだけでも、めちゃくちゃ視野が広がります。もちろん、真面目な学びだけじゃなくて、気持ちがちょっと楽になるような、そんなリフレッシュにもなります。
日常の勉強や仕事に集中することは大切ですが、そればかりだと視野が狭くなってしまいます。そんなときこそ、普段とは違う場所に身を置くことで、自分の状況を客観的に見直すことができるのです。
私が初めて琴平町を訪れたのは、2024年のお盆休みのことです。TABIPPO学生支部のメンバー6人で一緒に訪問しました。
事前にオンラインで町についての簡単なレクチャーを受けていたのですが、正直、頭に残っていたのは「香川といえばうどん!」ということと、「こんぴらさん」の愛称で知られる金刀比羅宮があることくらいでした。
まずは町を知るところからスタート。琴平町の歴史を学んだあと、金刀比羅宮への参拝や、参道沿いのお店をめぐったり、新しくオープンした商店街の店舗を見学したりと、実際に歩いて町の雰囲気を感じる時間がありました。
2回目の訪問は9月。この回は比較的自由に動ける時間が多く設けられていて、自分たちのペースで町を楽しむことができました。ただ、ちょうど学生団体の活動が忙しくなってきた時期でもあり、滞在中は作業をする時間が多くなりました。そのとき利用したのが、宿泊先のホステルにあるコワーキングスペース。施設は清潔で、ネット環境も快適だったので、集中して作業に取り組むことができました。
3回目の訪問は11月。このときのプログラム内容やタイムテーブルは、私たちモニターツアーの大学生が自分たちで企画しました(詳しくは次の項目で紹介します)。ここからは受け身ではなく、より主体的に地域と関わる機会が増えていきました。
うどん作りや農業体験といった地域ならではの体験はもちろん、飲食店での短期アルバイト、町のイベントのお手伝い、SNSでの発信など、地域に貢献できる活動にも参加しました。
4回目の訪問は、12月の年末に行われました。この回では、これまでの活動の振り返りと、事業者さんとの懇親会を実施しました。
振り返りの場で、私はこんなことを話しました。
「町をより良くしようと奮闘している琴平町の事業者さんたちの姿を見て、本当に素敵だなと感じました。分野は違っても、私も日常の中で現状を見つめ直し、改善すべきところを見つけて動ける人になりたいです!」
この気づきは、私が今回のモニターツアーで特に印象に残っていることと深くつながっています。それは、コロナ禍で観光業が大きな打撃を受けたにもかかわらず、地域全体が力を合わせて町づくりに向き合い続けていたこと。新しいお店や宿泊施設を次々にオープンさせ、再訪者や長期滞在者を増やすための取り組みを、今もなお進めている姿に強く心を打たれました。
初回訪問時にも事業者さんを招いた懇親会はありましたが、そのときは「誰が誰か分からない…」という状態。でも、今回の懇親会ではお互いに顔見知りになっていて、自然に会話がはずむようになっていました。
モニターツアーとしてのプログラムはこの回で終了でしたが、私は「もっと滞在したい!」と思って、冬休みの間も琴平に残ることにしました。ちょうど年末年始は一年で一番の繁忙期ということだったので、旅館で清掃のアルバイトをさせてもらいました。バイト先で出会った仲間と一緒に年越しを過ごし、元旦にはこんぴらさんへ初詣にも行きました。
こうして、4回にわたるモニターツアーは無事終了しました。
モニターツアーは、当初TABIPPO学生支部のメンバー6人でスタートしましたが、回を重ねるごとに関わるメンバーもどんどん増えていきました。
11月の3回目の訪問では、大阪のTABIPPO学生支部に所属するメンバー7人を追加で招き、琴平町を一緒に観光しました。そのとき、訪問メンバーと一緒に琴平町での「ミッション」を考え、オリジナルのビンゴを作成しました。これまでの滞在での体験や、地域の方から聞いた話を思い出しながら、ビンゴを達成することで滞在をより楽しめるよう工夫したものです。
2025年1月には、関西以外にも関東や福岡などから大学生が集まる合宿を香川で開催。その合宿には約50人が参加し、その一部の時間を使って琴平町を散策する機会を設けました。より多くの学生に、町の魅力を直接伝えることができたのが嬉しかったです。
私自身はこのモニターツアーを通じて、ただの観光では得られない深い体験ができ、「第2のふるさと」と呼べるような場所を見つけることができました。
でも、そんな中でふと思ったのです。
「このままじゃ自己満足で終わってしまうかもしれない…」
琴平町が自分にとって特別な場所になったのは、ただ訪れたからだけではなく、地域の中で役割を持たせてもらったからこそだと気づきました。地域に関わり、役割を持つことで、より一層“居場所”として感じられるようになるのだと思います。
とはいえ、私はもうすぐ大学4年生。研究室に所属することもあり、頻繁に琴平町を訪れるのは難しくなります。
「遠く離れた場所にいる大学生の自分に、今できることってなんだろう?」
そう考えていたときに思いついたのが、「TABIPPOのメンバーだけじゃなく、自分の大学の仲間にも琴平町の魅力を伝えたい!」ということでした。
そこで、次のお盆休みに研究室の予定がないタイミングを狙って、自分の大学の知人を連れてツアーを企画したいと考えています。1年前はツアーの参加者だった自分が、今度は企画する側に回るなんて…正直、想像もしていませんでした。でも、自分の言葉で、琴平町の魅力を伝えながら案内できたら、それはきっととても貴重な経験になると思っています。
このアイデアのきっかけになったのは、同じプログラムに参加していたメンバーが、自分の所属する他の学生団体の仲間を案内しながら、みんなでこんぴらさんを登っている姿を見たときでした。「あ、こうやって繋いでいけばいいんだ」と気づいたんです。
本格的なツアーじゃなくても、もっと気軽に話のネタとして琴平町のことを伝えていけたらいいなと思います。私の地元は大学から比較的近い場所にあるので、その代わりに“もうひとつの地元”として琴平町を紹介していけたら嬉しいです。
モニターツアー自体は昨年で終了しましたが、これからも「小さな観光大使」として、自分にとっての第2のふるさと・琴平町の魅力を周りに広めていきたいと思います。
私は「小さな観光大使」として、これからも口頭やSNSなどを通じて、琴平町の魅力をたくさん発信していきたいと考えています。ツアーの企画も視野に入れていますが、どうしても届けられる相手には限りがあるのが現実です。
ここで、読者のみなさんにもぜひ考えてほしいことがあります。最近行った旅のことを、ちょっと思い出してみてください。
1人旅でも、グループ旅でも、「地元の人との交流」と言えば、お店の店員さんと必要最低限の会話を交わす程度だった…ということが多いのではないでしょうか? 地域の人と深く関わる機会って、実はなかなか得られないものです。
もちろん、友だちと一緒に楽しむ旅や、自由気ままなひとり旅も素敵です。でも私は、この記事の冒頭でも書いたように、できるだけ多くの大学生に「第2のふるさと」を持つ経験をしてほしいと思っています。そして、その第一歩が、地元の人と交流してみることだと思うのです。
そこで今回は、琴平町を訪れたときに、ぜひ声をかけてみてほしい事業者さんを一人ご紹介します。
それが、五人百姓 池商店の池龍太郎さんです。池さんは、金刀比羅宮の表参道69段目にお店を構えていて、普段は緑色の法被(はっぴ)を着て元気に接客されています。
私たちが初めて琴平町を訪れた日、池さんから町やお店の歴史について1時間ほどお話を聞かせていただきました。歴史の話って、正直「ちょっと眠くなりそう…」と思うかもしれません。
でも池さんのお話は本当に面白くて、ネットには書かれていないような背景や裏話を交えながら話してくださるので、「へぇ〜!そうなんだ!」と何度もアハ体験がありました。
池さんは、相手に合わせて話し方や内容を柔軟に変えてくださる方なので、漠然とした質問でも、ちょっとした疑問でも、なんでも聞いてみてください。きっと楽しい対話になると思います。
今回、私たちが参加した「第2のふるさとプロジェクト」は、琴平町にある株式会社地方創生という企業が企画・コーディネートしている取り組みです。
地方創生は、琴平町に関係人口を生み出すためのさまざまな地域プログラムを手がけていて、今回のようなモニターツアーの運営もその一環です。
さらに、琴平町の商店街の活性化を目指して、空き店舗の改修事業も行っており、2020年以降、複数の空き店舗を改装。現在では、商店街の一角を「KOTOVEGAS(コトベガス)」として再生・運営しています。
KOTOVEGASとはこの後紹介する、地方創生社が商店街で運営する複数店舗の総称です。
琴平は昔、金刀比羅宮を目指して全国から多くの旅人たちが集まっていました。旅人へのおもてなしとして町には沢山の娯楽や文化が集まっており、今でいう「ラスベガス」の様な町だったそうです。そんな町の賑わいを取り戻したい!という思いから琴平とラスベガスを組み合わせた「KOTOVEGAS」が誕生しました。
金刀比羅宮表参道には多くの人が集まっていますが、参道の通り沿い逆方向に位置している新町商店街は空き店舗が目立ち閑散としています。
そんな商店街を舞台に、地方創生は商店街の空き店舗を改装して5店舗の複合施設「KOTOVEGAS」を運営しています。1つ1つの施設は地域の文化と魅力を最大限に生かしており、地域活性化に貢献しています。
表参道側から商店街をまっすぐ進むことで、象徴として鬼のモニュメントが見つけられると思います。
それぞれの店舗を簡単に紹介していきたいと思います。
「Begel House KOTOHIRA」では植物性の食材を一切使用しない、ビーガン&ベジタリアン専門のベーグル店です。地域の旬の食材を使ったベーグルや、毎月入れ替わる期間限定メニューも魅力の1つです。
植物性の原料を使用しているため健康志向の人におすすめで、豊富な種類のベーグルを販売しており色味も鮮やかです。
「The TeaRoom KOTOHIRA」は四国4県の日本茶を使用したティースタンドです。ドリンクだけでなくお茶をふんだんに使用したスイーツも販売しています。
四国のお茶遍路を楽しみながら、参拝帰りの疲れをお茶で癒すこともできます。
「呑象ブリューイング」は、オリジナルのクラフトビールを提供するマイクロブルワリーです。店内併設の醸造所では現在5種類のクラフトビールを醸造しています。
ベーシックなものから、地域の旬の食材を使ったご当地ビールが楽しめます。
特にことひらケルシュが私の好みでした。エールビールなので飲みやすく口に残る風味や香りがくせになります。合計6種類あるので、飲み比べてみてくださいね。
「琴平文具店」では紙、表紙、留具などを組み合わせてオリジナルノートを制作することができます。他にも香川県の作家さんによる文房具や店内を見渡すと思わず目を止めるような雑貨も売られています。
琴平の旅の思い出に、自分だけのノートを作るのもおススメです。
陰陽五行をテーマとした一棟貸しの宿「GOKAN KOTOHIRA」も併設しています。「火・水・木・土・金」の5棟あり、古民家の作りを残しつつ、それぞれテーマに合わせた非日常感溢れる部屋を用意しています。犬も一緒に泊まれる棟もあります。
全部屋フルキッチン完備なので、商店街や近くのスーパーでその土地ならではの食材を買って、お部屋で料理を楽しむのも良いかもしれません。
お問い合わせ先(メールアドレス):info@chihousousei.jp
株式会社地方創生(琴平オフィス)
〒766‐0001 香川県仲多度郡琴平町720⁻15
主に3点あります。
1点目は琴平の商店街の活性化です。2024年10月に新設した施設もあり、最前線の新規事業になっています。
2点目は地域の関係人口の創出です。第2のふるさとづくりプロジェクトを始めとしたツアーやプログラムを企画・運営し、学生だけでなく社会人やリモートワーカーなど幅広く提供しています。地域のファンや長期滞在者を増やすことを目的に行っています。
3点目は地域の人材課題の解決です。企業と人材のマッチングをはかるためにプラットフォームの構築や、若者向けインターンシップや短期アルバイトの斡旋などを取り組んでいます。
まとめると地域に根ざした活動を行っています。
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