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日本とこんなにも違う!世界のクリスマスの過ごし方5選

2016/12/24 | ネタ

こんにちは。東京スタッフのこばやしくるみです。

 

あっという間に2016年最後の月。

今年やり残したことはありませんか?会いたい人には会えましたか?

 

さぁ、明日はいよいよクリスマス!みなさんは誰と、どこにいくかお決まりでしょうか。

男性のみなさん、話題になっている「青の洞窟」などなどのイルミネーションが綺麗な場所、ちゃんとリサーチ済みですか?

 

このように日本ではカップルでデート、恋人がいないひとは「クリぼっち」と後ろ指をさされ嘆き悲しむ、のが定番となってまいりましたが、世界には”いろいろなクリスマス”があるようなので、ちょっとだけのぞいてみましょう。

 

◇オーストラリア

クリスマスは真夏の象徴!

 

雪が降ってホワイトクリスマス、肩寄せ合ってほっこり。なんてロマンチックなイメージが日本にはありますが、南半球オーストラリアでは12月のクリスマスは夏!まさに真夏の象徴なのです。

そのため屋外やプールでクリスマスパーティーが開催されることもしばしば。子どもたちはサンタさんはサーフボードで波に乗ってやってくると信じているとか。

 

そしてこの日は家族と過ごす大切なイベントとされていて、家族や親戚の親しい人だけで食卓を囲んで賑やかに過ごします。日本人が新年三ヶ日は家族や親戚と、という感覚に近いのでしょう。

ちなみにクリスマスは12月25日・26日を指し、クリスマス当日の25日にお祝いするのが一般的です。

 

プレゼントをくれるのはサンタさんだけじゃない?!

クリスマスといえばやっぱりワクワクするのが、プレゼントですよね。

ここではなんとサンタさんからだけではなく、親、親戚、また知人などからそれぞれもらうのが普通で、子どもたちにとっては一年で一番テンションが上がる日なのです。

私も、子ども時代をオーストラリアで過ごしたかったー!なんて想像がふくらみます(笑)

 

また、大人同士もプレゼントを持ち寄って互いに交換するクリスクリンゲルというイベントもあり、やはりクリスマスはみんなにとって楽しく素敵なイベントですね!

 

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photo by Sami Keinänen

 

「寒い〜クリスマスパーティーはホットワインで暖まろう。。。」

じゃなくて

「あっちー!はやくクリスマスパーティーで冷えたビール飲もうぜ!」

 

こんな感じの会話をしているのかと想像すると、ちょっと面白いですね。(笑)

 

 

さぁ、みなさんご一緒に「Happy Holidays!

 

 

◇ロシア

1年に3回あるクリスマス?!

6607329387_84b2cf0a39_bphoto by ahenobarbus

”3回ある”と言われる理由は、ロシアの歴史や宗教にあります。

1回目は、12/25。ユリウス暦の影響が大きいロシアですが、現代の暦にあわせてこの日を「カトリックのクリスマス」と位置づけています。他の国の影響を受けてパーティーをする人もいるようですが、ロシアのクリスマスの本番はまだこれからです。

2回目は、12/31〜1/1の日本で言う”年越し”にあたる日。家族で迎える新年の方が「カトリックのクリスマス」よりも重要行事と認識している人が多いようです。

 

3回目が、この日が本番、1/7。ユリウス暦に基づいて決められた日付で、まさにこの日がロシアのクリスマス、国民の祝日です。ロシア特有のユリウス暦のクリスマスを、世界で流通しているグレゴリオ暦*²で数えなおすとこの日がクリスマスになるとのこと。

 

なんだか様子が違うサンタさん…

クリスマスと言えば欠かせない存在の彼!

ロシアでは私たち日本人がイメージするあのサンタさんとはちょっとちがうみたい…

 

ジェド・マロース(Дед мороз

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by cantanima

魔法の杖をもっているのが特徴。モスクワから北西へ約700kmのヴェリーキーウースチュクという町に住んでいます。ロシアで最も一般的に認知されているサンタさんです。

 

チスハーン(Чисхаан)

 

 

そうです、このサンタさん青いんです。そして頭には立派な角が。シベリア極寒の地、ヤクーツク出身だとか。

このサンタさんが運んできてくれるのは、たくさんのおもちゃ…ではなく”幸せ”。

 

目には見えない大切な物を子どもたちに教えてくれているのでしょうか?

 

スネグーラチカ(Снегурочка

 

そして忘れてはいけないキャラクター、それが雪娘と呼ばれる“スネグーラチカ”です。

先ほど紹介した、ジェド・マロースの娘もしくは孫娘だと言われています。

スネグーラチカは、サンタさんに負けず劣らずロシアのクリスマスではとても存在感を放つ存在のようです!

 

なかなか日本とは違うところが多いロシアのクリスマス、面白いですね。しかし日本の12月末は忘年会、1月上旬は新年会と25日のクリスマス辺りから年明けまでずーっとお祝い&飲み会シーズン!という雰囲気に少しにているところがあるかもしれません。

 

イルミネーションや氷の彫刻などでぱっと華やぐ街、年が明けても飾られているもみの木そして”青いサンタさん”や”雪娘”に会いに、クリスマスの時期に合わせてロシアに訪れてみてはいかがですか?

 

さぁ、みなさんご一緒に「С Рождеством !

 

◇フランス


クリスマスのシーズンにイルミネーションが灯るパリのシャンゼリゼ通りは「世界一美しい大通り」と称されます。

一度見れば脳裏に焼き付き、またあの景色を見に行こう、と思わせてくれる街ではないでしょうか。私が生きている間に一度はこの目で見に行きたい場所です。

 

 

ここの人たちはどのようにクリスマスを過ごすのかというと大都市であり様々な民族が住んでいますが、基本的にはカトリックの国フランスです。

多くの人は24日のクリスマスイブの夜は家族と一緒に夕食を取り、一緒に過ごします。そして夜には教会や大聖堂でクリスマスのミサが開かれるので、食事の途中で全員でミサへ行きキリストの誕生を祝います。普段教会に行かない人達も、この日は特別にミサに行くこともあるようです。

 

地方からパリに出てきて住んでいる人もクリスマスには実家に戻って家族と過ごす人が多いのです。そのためこの時期は帰省ラッシュが始まり、実はこの季節パリにはいつもより人が少ないのだとか。そして日本のように友だちや恋人と過ごすのは12/31〜1/1にかけての年末年始。

帰省ラッシュが起きて家族や親戚と過ごすシーズンと、友だちや恋人と過ごすシーズンがまるで日本と逆というわけですね!

 

今年、フランスのクリスマスマーケットは年をまたいで2017年1月10日までやっているようなので、ぜひ足をはこんでみてください。

 

さぁ、みなさんご一緒に「Joyeux Noël!

 

 

残り2つは、日本の裏側でこんなことしてたの?!驚きのノリで乗り切るクリスマス

そして子どもたちが号泣?!怖すぎるクリスマスの紹介です!

 

◇ベネズエラ

日本の裏側ではどんなクリスマスを過ごしているんだろう…

ちょっと逆立ちをして見てみるとベネズエラの人たちはなんとも激しいノリノリなクリスマスを過ごしていました。

 

国民の大半がカトリック教徒の国ベネズエラの首都カラカスで行われる面白いクリスマスの習慣、

それはクリスマスの時期に(12月16日~25日まで)早朝から町の道路を車両通行止めにし、クリスマスのミサに参加するためにおのおのスケートボードやローラースケートで教会へ向かう、ということ!

 

みんなで「イエス様が生まれる!」と叫びながら、町の中を駆け抜けます。親御さんの方も準備万端、前日には子どもたちをいつもより早めに寝かしつけるそうです。

教会にたどり着いて花火をあげ始める若者もいるとか。とっても陽気、さすが南米!と思ってしまう風習ですね。

 

さぁ、みなさんご一緒に「Feliz Navidad! 」

 

◇オーストリア

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by media.digest

最後に紹介するのは、とっても怖いクリスマス。画像を見ただけでもびっくりしますよね!驚かせてごめんなさい。(笑)

これは”クランプス”というヨーロッパ中部に伝わる伝説。

 

クランプスは、ヨーロッパ中部の伝説の生物であり、主にドイツ東南部のバイエルン州とオーストリア中部・東部とハンガリーとルーマニア北部のトランシルヴァニア地方において、クリスマス・シーズンの間に、聖ニコラウスに同行する行事でもある。

 

この1年、いい子にしていた子どもたちに幸せやプレゼントをふりまくサンタクロースとは対照的に、悪いことをした子どもたちに罰を与える悪魔なんです。

12月の前半2週間にわたって若者がクランプスの扮装をし、子どもを脅かしながら町を練り歩きます。

 

お手伝いをサボれば、クランプスがその子を袋にいれて川に捨ててしまう…

 

伝説にしても怖すぎます。

しかしこの”西洋風なまはげ”とも表現されることもあるクランプス、本当は「いい子になってね」という優しい気持ちをもっているらしくいい子にしているとお菓子をもらえるそう。

 

こんなに怖い悪魔がいてオーストリアの子どもたちってお利口さんしかいないんじゃないか…と思いましたが、子どもたちはメディアなどでも見慣れていて意外にもにこにこしながらクリスマスの行事として楽しんでいるようです。

 

 

やっぱり、クリスマスって素敵。

 

さぁ、みなさんご一緒に「Frohe Weihnachten!

 

 

◇日本

今日は日本と違う、変わったクリスマスを紹介してまいりましたが世界から見た日本のクリスマスもどうやらとても変わっているようなので、最後に少しだけ私たちのクリスマスを振り返ってみましょう。

 

これって日本だけなの?! なんでと聞かれても理由はうまく言えない…そんな日本の習慣、みなさん胸に手を当てて思い出してみて下さい。

01, チキン

日本のクリスマスには食べるものと言えば?と聞かれたら、きっと多くの人が「チキン!」と答えると思います。

中にはあの『ケンタッキー・フライド・チキン』を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、クリスマスにチキンを食べるのはアメリカの人からすると違和感を感じるそうです。

クリスマスにはターキー(七面鳥)を食べるのが一般的なアメリカ人にとって私たちがクリスマスにチキンを食べているのは、本来金目鯛などがでてくるようなおめでたい席で、アジやサンマを食べているような感覚なのでしょうか。

 

02,ショートケーキ

”クリスマスといえばイチゴがたくさんのったショートケーキ!”

これも日本独特の習慣です。

クリスマスとショートケーキ、何の関係があるのか?という素朴な疑問が浮かぶのだとか。

 

うーん、確かにそう聞かれたらなんて答えればいいのでしょう。「日本の風習よ」としか言いようがないかもしれません。

 

このような風習が日本に根付いた裏にはそれぞれチキン、ケーキを作っているお店の経営戦略があるとか、ないとか…

 

この時期だけは女子もダイエット中断、甘い物でハッピーになりましょう〜♪

 

03,誰と過ごすか

これに関しては上に述べた数カ国の国でも触れてきましたが、日本のようにクリスマスは恋人と過ごす!という認識は珍しいようですね。

 

家族に「お正月くらい帰ってきたらー?」に言われるとしっくりきますが、「クリスマスだから帰ってきたらー?」と言われてもいまいちしっくりこない人も多いのではないでしょうか。

 

そもそもクリスマスとはキリスト教においてイエス・キリストの生誕を祝う日、と位置づけられていて日本人のように恋人同士がロマンチックな時を過ごすという習慣は実はとっても不思議なことなんですね。

 

でもやっぱり大切な人と言い合いたい…

 

 

さぁ、みなさんご一緒に「メリークリスマス!

 

 

 

BackpackFESTA2017

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旅を夢見るすべての若者へ送る!日本最大の旅イベント「BackpackFESTA2017

 

今年は以下の6都市で開催いたします。

■名古屋 (開催済 満員御礼!)
日時:2016年12月18日(日)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:中電ホール

■仙台
日時:2016年12月26日(月)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:イズミティ21

■沖縄
日時:2016年12月28日(水)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:さわふじ未来ホール

■京都
日時:2017年1月3日(火)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:ロームシアター京都

■福岡
日時:2017年1月4日(水)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:福岡市民会館

■東京
日時:2017年1月5日(木)13:00開場 15:00開演 19:30閉演
会場:大田区民ホールアプリコ

 

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