当時のわたしは大学で夢中になれることを見つけられないまま退屈な1年を過ごしていました。そんなときTwitterでみつけたTABIPPOの記事がきっかけでこのイベントに参加しました。あの会場の一体感、臨場感。旅に出たことがなかったわたしの世界がキラキラ輝きだして、このまま息が止まりそうなくらいドキドキしました。わたしには無理。旅には縁がない。そう思っていたのに、いつのまにか「ああ、そうだ旅に出よう。」とただそれだけを思ってあの会場で笑顔で拍手している自分がいました。わくわくしたい、それだけで旅に出る理由になる。初めてそう思えたきっかけをくれたイベントでした。

当時、大学1年生の授業中に、ふと「あ、世界一周してみたいな?」と思って色々調べてみたら見つけたTABIPPOのイベント。旅の魅力があふれた展示、旅好きのゲストによるトークライブなど、僕を旅に引き込むには十分すぎる内容で、圧倒され、すっかりと旅に魅了されました。世界一周の夢を語り、優秀者には世界一周航空券が渡されるコンテストでは、目の前で夢が叶う現場に立ち会えて鳥肌総立ち。海外へ旅することに、様々な魅力と大きな可能性を感じて、イベント後にぼくも旅に出ました。

2015年に参加したこのイベントがきっかけで旅への一歩を踏み出して、自分のいつか夢見ていた非日常「世界一周」が自分の日常に変わりました。そして、1年後の2016年にもイベントに参加して、今度は旅をしていく中で、増えていく繋がりを大切にできるイベントだと感じました。約束をしていなくても、そこには世界のどこかで出会ったあの人と再会できる空間が広がっています。また、そんな素敵な出会いの連鎖が、新しい繋がりを作ることができるのもこのイベントの魅力の一つだと思います。

当時の自分は、世界の絶景を見てみたいけど英語ができないから国内を旅行すればいいやと、海外に行くのを諦めてました。しかしこのイベントで聴いた世界中を旅した人たちの話は面白くてぶっ飛んでいて、自分自身も世界を旅してそんな経験をしたい、そう思うようになりました。世界一周コンテストDREAMでは、自分と同じ学生が堂々と観客に強い想いを語っていて、刺激を受けたし、悔しかったし、羨ましかったです。1年後の春休みには初めて海外に行こう！と思ったことがきっかけとなり、その半年後にはインドで6ヶ月間の海外インターンをスタートしてました。僕にとってこのイベントはそんなキッカケをくれたイベントでした。