百合が浜だけじゃない!~与論島の隠れた魅力『与論流おもてなし』~
2016/11/17 | okinawa
こんにちは!TABIPPO京都スタッフの北川です!
皆さんは「東洋の真珠」と称される与論島(よろんじま)という名の島をご存知でしょうか?
与論島は鹿児島県奄美群島の最南端に位置する周囲23km、人口約6000人の小さな離島です。
私はこの夏、島おこしインターンシップのインターン生として、この与論島で約2週間の期間、就業体験のため滞在しました。
幻の浜『百合が浜』
与論島は現在、大きなブームの人気観光地となっており、年々観光客数は大幅に増加しています。
そのブームの一番の大きな要因となっているのが何といっても、与論島最大の観光名所『百合が浜』でしょう。
春から夏にかけ、大潮の干潮時のみに現れるこの百合が浜は『幻の浜』と呼ばれ、その美しさ、海水の透明度は圧巻です。
最近では様々なメディアにも取り上げられ、書籍「死ぬまでに行きたい世界の絶景 日本編」、TVでは「世界の果てまでイッテQ /日テレ」や、「世界さまぁ~リゾート /TBS」では世界のベストビーチ大賞第1位に選ばれるなど、現在与論島は人気急上昇中の観光リゾート地として多くの注目を浴びています。
おもてなしの儀式~与論献奉~
与論島を訪れる多くの観光客は、この百合が浜や与論島の美しい自然風景、マリンスポーツなどを目的に、この島に訪れます。しかし、私がこの島での2週間の滞在を経て気づいた、与論島最大の魅力は島民の観光客への『おもてなし』です。
与論献奉(よろんけんぽう)は、与論島への客人をもてなすための儀式的な飲酒方法で、主人(与論島民)から順に、客人全員に対して1杯ずつ与論島名産の黒糖焼酎「島有泉」を献上し、自己紹介を述べてから酒を飲み干してから杯を返すというものです。
この与論献奉は、島を訪れた人々に対する「歓迎」と「感謝」の意味を表すのが本来の目的であって、飲酒を無理強いするものではありません。
港での送歓迎時のおもてなし
まず、フェリーで与論島の港に着くと「ようこそヨロン島へ」の大弾幕を掲げた島民の人々が迎えてくれます。そして、与論島を離れる際には「ミッシークとーとぅがなし(与論島の方言で心からありがとうございますの意。)また逢いましょう」と見送ってくれます。
いつの間にか始まる島民との宴
これは私の実際の体験談ですが、1日の仕事終わり、1人で浜辺を歩いていると、
浜辺近くに住むお爺さんが「おーい!兄ちゃんもこっちに来て飲もうやー!」と見ず知らずの遠い土地から来た自分に声を掛けてきました。
始めは2人でビールを飲んでいたのですが、次第にどこからともなく、島民が集まり、気が付けば島民との『宴』が始まるなど、意味不明の飲み会でした。
最後に
このように、与論島は「また帰ってきたくなる島」と言われ、島民全体となって与論島に訪れた人々を『与論流のおもてなし』で歓迎してくれます。他にも、与論島特産のグルメなど、与論島にはまだまだ多くの魅力があります。
12/28(土)、TABIPPOが主催する旅を夢見る全ての若者に贈る日本最大の旅イベント、BackpackFESTA2017が沖縄で開催されます。その日の前後に
沖縄・那覇から飛行機で約40分、フェリーで約5時間で行けるこの与論島にあなたも自然と人、両方の『癒し』を感じに来ませんか?
詳しいアクセス、観光など、、
与論島観光協会ホームページ
【http://www.yorontou.info/】