福岡会場司会に、2016福岡DREAM最優秀賞「わっしょい剣士」が出演決定！

世界一周後、想像していた未来から一転、メンタルダウンに。

「チーズ転がし祭り」や「バーニングマン」など世界の有名な祭りを順々に巡っていた剣士さん。
その旅路は順調に思えたのですが、途中からだんだんとカメラマンの相棒とのすれ違いなどが発生してしまいました。(仲違いしたけど、今では仲良し)

スポンサーに協力してもらっているため、企画として「どう成功させるか」という、必要な衝突だったのかもしれません。

それに加え、もとより人の目を気にするところがあったという剣士さん。世界一周の発信活動の中で、他人から求められる自分、みんなからいいねと言ってもらえる自分、「わっしょい精神のみでとても元気なキャラクター」であろうとする自分を演じ続けている感覚があり、自分を見失ってしまったそうです。

帰国後は「世界一周した勢いでどんどん最高にアクティブになっていくんだろうな」と思い描いていた未来が、完全に気持ちが落ちてしまったこと、自分軸を失ってしまったことで鬱になってしまったと言います。

冬眠後、コーチングと出会う。

うつを経験し、冬眠するかのように実家で寝まくっていた剣士さん。
改めて自分と向き合う大事な時間を過ごしました。自分は人を元気にしたいという熱狂的な側面以外にも「繊細・敏感(HSP)」な気質を持っていることに気づいた剣士さん。
自分を見つめ直したり、自己理解を深めている間に出会ったのがコーチングでした。

コーチングとはコーチが受講者に向けて「人の目標達成を支援する」ことを目標とし、その中で新しい気づきをもたらしたり、考え方や行動の選択肢を増やしたりして、目標達成に必要な行動を促進したりすることです。
ただし、コーチが上から「教える」ことや「アドバイス」をすることはせず、「問いかけて聞く」という対話を通じて、相手自信から様々な考え方や行動の選択肢を引き出します。

剣士さんは、自身が「こうでなければいけない」という理想に囚われ自分を見失ってしまったからこそ、理想を手放し、ありのままの自分を伝えることを強みにしたコーチングを実践しています。
心の中でブロックになっているものを一緒にほぐしながら外せるようなコーチングで数多くの受講者さんと伴走を行っています。

原点は「世界一周」旅は人生を変える。

世界一周の旅をしたからこそ、紆余曲折ありましたが、今の自分がある剣士さん。

旅に出る前の大学三年生の時は、どんな会社に就職したいかもわからず、生き方に迷っていたと言います。

DREAMに出て、旅をしたからこそ、自分の好きなことを再確認し、そして自分の弱みを知り、今のキャリアに繋がっています。

現在はコーチングの他にもイベントの企画運営/司会の仕事も行っており、そこでは祭りのように「あっ」と驚く体験や、心揺さぶるワクワクを人に届ける場づくりを担っているそうです。

人と人との関係を作り、コミュニティの熱を盛り上げる、お祭り男の剣士さん。

今年の福岡ではどんな風を吹かせてくれるのでしょうか！？